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    ”メッセージ変更可能な多重署名に関する研究”


     多重署名方式に関する研究は大きく、RSA、ElGamalに基づくものに大別される。 これらの多重署名は従来、固定したメッセージを前提にし、署名する順序も予め 固定されているものも多い。しかし、ネットワーク環境においてはデータのよう なメッセージが複数の人によって変更が加えられて流通する。この場合に、多重 署名が適用できると、メッセージの不正変更の検出、変更箇所の著者の確認など のため好ましい。この様な環境においては、従来の多重署名方式は、ダイレクト に、適用はできない。そこで本稿では、このような流通に適した効率の良い多重 署名を提案する。


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