平成21年8月 先端暗号フロンティアセミナー アブストラクト

-暗号先端領域-

  

    • 境 隆一 (大阪電気通信大学)
  

  

    題名: 属性暗号の不正端末追跡能力について
  

  

    アブストラクト: 送信者がある属性を有する受信者グループを指定して, その指定されたグループ内の受信者のみに復号可能な暗号文を作成することができれば, その暗号文の, 放送, ネット上への公開, データベースへの格納等において様々なサービスが可能になる. 2元ベクトルをIDとする, あるFUZZY IDベース暗号において, そのベクトルを十分長く取った上で, その一部に属性IDを適用し, 一部にランダム系列を用いることにより, 実用的に十分高い確率で送信者が指定した属性を有する利用者のみに復号可能なマルチキャスト（属性ベース）暗号化方式とすることができる. 本講演では, このような方式において, 様々なパラメータ設定においての方式の特徴について考察する. また, この方式において不正に複製された端末（鍵）を追跡する能力について評価する.

The 1st Meeting for Cryptology Frontier Group Abstract


-Cryptology Leading-Edge Field- 

  

    • Ryuichi Sakai (Osaka Electro-Communication University)
  

  

    Title: Attribute Encryption and its traceability of traitors
  

  

    Abstract: Flexible attribute encryption schemes enable a lot of services for a broadcast encryption, publications on the web and applications for the database. One of the fuzzy identity base encryption scheme, with identity of the binary vector, becomes the attribute encryption scheme by replacing the part of the vector to a random binary sequence. We present some properties of the scheme on various parameter settings and the traceability of the traitors which has maliciously copied key.
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