- 宮地教授
- 学会の様子
今年のCANS 2012 は Darmstadt で行われた.
約 100 人ぐらいの参加者がおり,盛況だったと思われる.質問も非常に多く
とても活気のある学会だった.99 投稿数から22件の論文を,ネットワーク
セキュリティ,暗号解読,暗号プロトコル,暗号理論,暗号解析という広い
分野から,選択しており,論文の幅も広く,質も高かったように思う.
Bart Preneel, Yvo Desdmet, Josef Pieprzyk, Ahmad-Reza Sadeghi,
Serge Vaudenay, Dennis Hofheinz, Benny Pinkas, Vladimir Kolesnikov,
Stanislav Bulygin らメジャーなセキュリティ研究者が学会に多数参加しており,
彼らがまた学会に活気を与えている.
CANS 2012は全部で8セッションあり,ネットワークセキュリティ,暗号解読,
暗号プロトコル,暗号理論,S-box 解析などのセッションがあった.
招待講演は2件あり,下記である.
a. Dennis Hofheinz,
Condined Guessing: practical signatures from standard assumption
b. Bart Preneel
Cryptographic failures and successes
なお,cans 2013 はブラジルで開催される予定である.
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