本講演では、最近提案されたいくつかの共通鍵暗号をとりあげ、そのアルゴリズムを解説するとともにソフトウエア実装上の狙いをのべる。 さらに具体例として Pentium III, Pentium 4 プロセッサをとりあげ そのアーキテクチャと最適化手法について詳述する。 これらのプロセッサは高速での動作を実現するために長いパイプラインと 多数の実行クラスタを内部に持っているが、このことは一方では新たな 速度上のボトルネックを生む要因にもなっており、最適化のパズルを解く のはますます困難になっている。ここではドキュメント化されていない 新事実を含め最新のPentiumシリーズでの暗号最適化の方法論を議論する。 |