CARDISは、1994年以来、学術界と産業界のセキュリティ専門家が、ICカードとそのアプリケーションのセキュリティについて交流する場として開催しています。ICカードは、銀行カード、SIMカード、電子パスポート、IoT(Internet of Things)機器など、私たちの日常生活においてますます重要な役割を果たすようになりました。そのため、スマートカードのセキュリティ特性を理解し、適切な性能を維持しながら、適切なプロトコルや対策を開発することは、当然のことながら最も重要なことです。CARDISは、このような観点から、学術界、産業界、標準化団体からセキュリティの専門家を集め、組込みセキュリティの分野で一歩前進することを目的としています。

11月7日から9日にかけて、英国バーミンガム大学のCentre for Cyber Security and Privacyが主催する第21回Smart Card Research and Advanced Application Conference (CARDIS2022)が、英国バーミンガムで開催されました。CARDIS 2022では、物理攻撃、物理対策、AESの保護、評価手法、NTRUの攻撃、次世代暗号をテーマに、招待発表2件、採択論文15件、採択ポスター3件が11月8日から9日にかけて発表されました。また、CARDIS 2022では、11月7日に1日限りの秋の学校イベントを開催しました。

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