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    ”電子投票の代数学的考察”


     これまで提案された電子投票方式のなかで、準同型暗号や秘密分散を用いた方式がある。 この方式は、他の方式と比較して、特別な通信路を必要としないのだが、可能な投票 形態が制限される。また、この方式特有のものに、票のマスクという手法がある。 これは不正を許さずに票を後に変更することが可能になるもので、センタの負荷を分散するこ とを可能にする。従って本論文では、マスク可能な複数人の候補者においての単記投票及び 連記投票等を可能とする手法を提案する。
     そのために、基本方式として[SK94]を用い、この方式の代数構造を調べ、この方式を抽象化する。 次に、票のマスク、複数人の候補者の選挙を可能とするための条件を求め、これを満足する具体例を 示す。これを抽象化方式に適用することにより、上記の投票方式が達成される。


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