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2000年に岡本らにより量子一方向性関数,量子公開鍵暗号,および量子署名の定義が
なされた.その上でクラスNPの問題を量子計算機で解くことは難しいと仮定すること
によりKnapsack型の量子公開鍵暗号の提案がなされた.これはShorのアルゴリズムを
用いて離散対数問題を解くことにより,秘密鍵の超増加数列を攪拌し,公開鍵を求
め,数え上げ符号により暗号化を行なうという暗号法である.しかし,提案されたア
ルゴリズムはこの量子公開鍵暗号のみであり,量子署名についてはその定義が示され
たのみである. そこで量子署名の新たなプロトコルとしてKnapsack型の量子署名の提案を行なってい る. |
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